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【再びネタバレ感想】『君の名は。』2回目視聴し、やっぱり感動したという考察と感想

※初見から40日、やっと2回目を見に行ける時間が取れましたー!

※下記エントリ記事のコメントにてお薦めいただいたTOHOシネマズ新宿の「TCX」というEXTRA LARGE SCREEN(TOHOシネマズ独自規格による巨大スクリーン)と、ボックスシート(通常1800円のところ2700円で座れるラグジュアリーなシート)で視聴しました。最高。TCX最高。

※そんなわけで、以下はあくまで下記エントリの追記です。 

tarareba722.hatenablog.com

 

※しつこいようですが、ネタバレ注意。観劇してから読みましょうね。

 

【そんなわけで以下、『君の名は。』2回目の観劇で気付いたところの追記です】

 

・奥寺先輩がやっぱり最高でした

・17歳時の三葉さんはこれまで布団でしか寝たことがないのでは(だから入れ替わるとベッドからよく落ちる)

・意識して聴いていると、神木隆之介さんの「瀧くん」と「三葉さんが中に入ってる時の瀧くん」、上白石萌音さんの「三葉さん」と「瀧くんが中に入っている時の三葉さん」の、それぞれの細かい演技分けが神がかっている。

・瀧くんは「口噛み酒」がどうやって作られているか知らない。知る機会がない。ただご奉納の時にお祖母さんから「これが三葉の半分」という話だけを聞いている。精製方法を知らないから祠で躊躇なく飲めるし、「片割れどき」で三葉さんに出会った際に、本人に「飲んだ」と照れることなく伝えることができる。また三葉さん本人はそのこと(瀧くんが精製方法を知らないことや、なぜ飲めばまた入れ替わりが発生すると考えたのか)を知らないので、異様に照れる。

 

・奥寺先輩の「やめてたタバコをまた吸う」は失恋の自傷行為という記号なのだろうけど、なんかもうその演出が可愛いすぎて。

・主題歌のひとつ、『前前前世』が劇中使用バージョンとサントラに入っているバージョンでちょっと違う! 劇中使用版は歌詞と、それに一瞬ファルセットが入っており、こちらも大変カッコいいので劇中使用バージョンも発売してください。

 

【以下やや大胆な考察①】

・下記のブログ記事で見かけた「ゲーム的リアリズム」(これは「運命の相手がいる物語」ではなく、「なぜ人は運命の相手はいる、と思い込んでしまうのか、それを説明してくれる物語」)という解説が秀逸だなぁと、二度目の観劇で実感しました。

teramorosu.hatenablog.com

 

・作品が始まってオープニングテーマ曲『夢灯籠』が流れるまで、以下のモノローグが流れる際に、主人公の二人は22歳と25歳の姿をしている(つまりメインの物語の5年後/8年後)。

 

「朝、目が覚めるとなぜか泣いている。そういうことが、時々ある。

見ていたはずの夢はいつも思い出せない。

ただ、ただ何かが消えてしまったという感覚だけが、目覚めてからも長く残る。

ずっと何かを、誰かを探している。

そういう気持ちにとりつかれたのはたぶんあの日から。

あの日。星が降った日。

それはまるで、まるで夢の景色のように。

ただひたすらに、美しい眺めだった」

 

・これは、「二人の精神がたびたび入れ替わって、隕石が落ちて村が全滅する未来を防いだ一連の冒険劇」はすべて丸ごと夢だったのではないか、という示唆にも読める。

・つまり本作中のメイン舞台はすべてカッコ(「 」)に入っている、という解釈もできると。

・ただずっと「この世のどこかに運命の相手がいる」という感覚だけがある(記憶は曖昧)。本作はあくまで「その感覚」を説明できる物語だということだし、その感覚に共鳴できる人にとって本作は響きまくるのだなぁと実感しました。

・しかしちゃんとそう説明できる組み立てをした脚本がすごいなぁと。

 

・TOHOシネマズ新宿の特大スクリーン上映は最高です。

・まあ奥寺先輩のほうが最高だけどな!

 

【以下やや大胆な考察②】

・もし仮に「宮水の力」というものが作中にあったとして、それが「(1200年周期で落ちてくる)隕石による全滅から村を守ることを目的とした能力」だとしたら、なぜ「遠い東京に住む異性と精神だけが入れ替わる」などという、ややこしくて迂遠な発現の仕方をしたのかについて、ちょっと考えた。

・いろいろな要素、要因、伏線や解釈が浮かんだけど、私には「また1200年後に彗星が近づいて隕石が落ちてきた場合、それによる災害を防ぐため」という考え方が一番説得力がありました。

・三葉さん(宮水の女)には(今回の災害を防ぐだけでなく)適性のある相手と出会い、恋に落ち、結婚して子孫を残す必要があったし、つまり「運命の相手と運命的に出会うこと」、それを含めたすべてが「宮水の力」なんじゃないかなぁと考えると、ちょっと壮大で素敵な感じですね。

 

・つまり総合すると、本作のテーマを私は「運命とは何か」(少なくとも「そう感じる現象をどう説明するか」)なのではないかなと読みました。

・「青春」とは、「自分には特別あつらえの人生が待っている」と思える時期だ、と書いたのは三島由紀夫でした。そんなことを思い出しました。

 

以上。

 

TOHOシネマズ新宿 

https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/076/TNPI2000J01.do

『前前前世』のバージョン違いの歌詞解説 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11164224586